CEHPが取り扱う商品には、さまざまな誕生秘話やたくさんの人たちの想いが詰まっています。
~商品物語~では、商品のその裏にある物語をお伝えしていきます。

~商品物語~ メリーズ アフリカンイヤリング その7」では、
完成したアフリカンイヤリングのパッケージについてお伝えしました。

イラストを用いたパッケージのカラー印刷から色塗りへと、
見栄えとコストのバランスを考え模索し、一度は決まったパッケージ。
しかし、より良いパッケージに対するメリーズとCEHPのあくなき挑戦は続きます。

ひとつひとつ、大切に手作りされていることを伝えたい。

ということで、背景となるタグに製作工程の一部を切り取った写真を用いることにしました。
そして完成したのがこちら。
アフリカンイヤリング新タグ
写真を用いることで、コスト高となってしまうカラー印刷へと再び戻りましたが、
やはり、作り手さんたちの息吹を一番伝えられるのは写真です。
これまでひとつひとつ手縫いして作っていたレッドリボンをなくすことで、
その他のコストや手間を抑えバランスを取ることができました。

そして更に工夫が。
タグのひとつひとつに、作り手さんのサインを入れてもらうことにしました。

サインの手前に書いているのは…
"I made it with responsibility…"  「私が責任をもって作りました」

※一部、"responsibility”が"responsibiliry”と印刷されたタグが出回ってしまいました。
「責任」という大事な言葉に、誤りがあったということ。
そのタグの商品を手にされたみなさまに、この場を借りてお詫び申し上げます。


メリーズメンバーは自分のサインが残ることが、嬉しいやらはずかしいやらで、
わいわいがやがやと、練習用のタグにサインの練習をしました。
小さすぎたり大きすぎたり、隅っこに偏り過ぎたり、となかなかうまく行きませんでしたが、
なんとかかたちになってきたところで、いざ本番のタグへの記入。

タグにサインをするということ、つまりその商品に責任を持つということは
彼女たちにとって、とても身が引き締まる瞬間です。
タグにサイン

こうして再び完成を向かえたパッケージでしたが、工夫はまだまだ続きます。

タグに使用する写真は、最初は2種類ありました。

ひとつ目は、ビジュアルや色合い重視で選ばれた、全てのパーツをつなぎ合わせる最後の工程の写真でした。
このタグは、アフリカンイヤリングらしいとても色鮮やかなもので、商品に華やかさを添えてくれるものでした。
アフリカンイヤリングタグ1

しかし、アフリカンイヤリングを作製するにあたって
作り手さんたちがもっともエネルギーを注ぐのは「バスケット編みのパーツ」。

CEHPメンバーの私たちが、初めてこのパーツの作る工程を見せてもらったときの
あの感動を伝えたい。


ということで、「バスケット編みパーツ」の製作工程の写真を使ったものが新たに加わりました。
アフリカンイヤリングタグ2
製作風景画よく伝わる写真でしたが、色味が全体的に茶系で「バスケット編みパーツ」が沈んでしまい、
これでは製作工程がちょっと分かりにくいです。

そこで最新バージョンでは、工程が分かりやすく、同時にタグがパッケージの背景となったときに
アフリカンイヤリングそのものがが映える、シンプルなものへと変更しました。
アフリカンイヤリングタグ3
明日はメリーズ訪問日ですが、この最新のタグを身にまとった
アフリカンイヤリングが完成予定です。

これからも、CEHPの取り扱う商品がより魅力的な商品へと、
そして手にとっていただいた方々にもっと喜んでいただけるようにと、
CEHPはCEHPパートナーCEHPフレンドと共に、アイディアを出し合い、工夫を重ねていきます。
時には大胆に、時には繊細に。

耳元でゆらゆらと揺れる小さなイヤリングひとつに、
こんな物語があったんだと、思いを馳せていただけたなら嬉しいです。

「~商品物語~ メリーズ アフリカンイヤリング」
                                   完

(文責:野村友子)