CEHP Diary

2013年03月

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こんにちは、白鳥くるみ@エチオピアです。 昨日は、アジスアベバで一か月に一回開かれるNGOバザーに行ってきました。 NGOバザーの写真は、アップしようと思いながらなかなかできないので、英文ですが、こちらのサイト『NGOバザー』を見てくださいね。 バザーでエチオピア産のりんご(1㎏75ブル=約¥375)を買いました。果物や野菜の多くを、これまで輸入に頼ってきエチオピアですが、最近は、自国で生産する試みが広がっています(写真)。 地産地消を応援する意味でも、できるだけエチオピア産のものを買うようにしています。日本のりんごのような甘さはないので、そのまま生食よりはクッキングアップルとして調理する方がおいしく食べられますよ。 <簡単デザートの作り方> フライパンにバターを入れ、溶けたところに好みの量の砂糖を入れます。8つ切りにしたりんごを入れて、ライム汁、好みでシナモンパウダーを入れて、カラメル色になるまで、炒め煮にして出来上がり。アツアツのカラメルアップルの上に生クリームか、バニラアイスをのせる。たったこれだけで、酸味が強く、甘みの少ないりんごを買ってよかったと思う瞬間。 甘みのないイチゴは、砂糖+バルサミコ酢(数滴)で、あらっまあ美味しい!みなさんの住んでいるところでは、今どんな果物が旬なんでしょうね? さて前置きが長くなりましたが、「ファッション商品で大量に出た端切れをつかった新商品のプロトタイプ」をつくってみました。 日本人、エチオピア人、欧米人、アジア人では、頭の形や大きさが異なります。余り布の大きさもまちまちだったので、幅の広いのや、狭いの、いろいろなサイズのものを作ってみました。ミシンかけの部分が少なく、ミシン目が見えないように工夫したので、裁縫の苦手な生産者メンバーでもつくれます。

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こんばんは!幼児教育隊員の清水紀子です。
本日アメリカ大使館バザーに参加してきました。大使館の敷地内に入るだけでも滅多にできないことなのですごくドキドキでしたが他店舗の人たちも皆ほどよくフレンドリーで、尚且つCEHPの商品にも興味を示してくれる人が多く 和やかな雰囲気で販売できました。 ひと店舗のスペースは限られているのでCEHPはテーブルいっぱいにぎっしり商品を並べたのですが他はただ並べただけ?というところが多くそういう意味ではとても目立っていたと感じます。

女性にはアフリカンネックレスや石鹸、またホロホロ鳥の箸置きが人気でした。また、興味を示すものとしてはオーガニックコットンのセットに惹かれるようでした。客層も30代~少し上くらいの方が多いせいか(他店舗では圧倒的に食品)おしゃれな生活用品が売れ筋なのかなと感じました。男性はやはり、見ては行くものの購入には至らない方もいました。エチオピア人は男性もアクセサリーに興味があるのに対してアメリカ人(しかも大使館関係の方たち)はあまり興味がないのでしょうか?
CEHPのストーリーに興味を持つ人も多くいたのでスペース的には厳しいですが、説明のパネルも置いたらいいかなと思います。関心がCEHPで留まらず、その先の生産者まで行き届くかなと。また一緒に販売したいです!!

私(kurumi)の感想
荒井さんと考案したメリーズ製作の大玉のファブリックネックレス、米大使館の女性スタッフが身に付けていて、それが大柄な彼女に似合っていて本当に素敵でした。彼女は、大玉を2つ買って、使いまわしているそうです。(写真を撮り損ねてしまって残念なんですが)ステキなモデルになった彼女のおかげで、小玉のファブリックネックレスが8本も売れました。バザー後半は大雨になり、実質1時間ほどの販売時間でしたが、4000ブル(約2万円)の売り上げがありました。

●売れ筋ランキング
1.ファブリックネックレス 8本
2.手作り石鹸       6個
3.ホロホロ鳥の箸置き(6個入り)3個
4.アンティークビーズイヤリング 2個
5.エチオピアンハーブティーセット2個

「競合者がいることで」
以前に比べ、出店者は、食べ物関連(ドーナッツ、食肉加工、惣菜、トルティーヤ、野菜販売、ベーカリーなど)が多くなっていました。味や価格も、競合者が増え、よくなって来ています。ハンドクラフトの出店者にも、商品に工夫が見られるようになってきました。
「小規模ビジネスの人々にマーケットを与える」
昨今の米国大使館の状況を考えると、セキュリティ上、閉鎖的になってもおかしくないのですが、ローカルの人たち、また私たちのような自国のNGOではない団体に対してもマーケットを提供するという使命感、あらゆる場を利用して地域社会貢献するという姿勢は、我が国も見習うべきところが大きいのではないかと思います。

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こんにちはエチオピアオフィスです。こちらは、もうすぐお昼ご飯の時間です(日本とは、-6時間)。エチオピア在住者は、昼食は手軽なパスタでという方が多いんじゃないかと思います。ところが手軽なはずのパスタも、高地ではひとつ大きな問題が・・・。標高が高いと沸点が低く、うまく茹で上がらないのです。そこで多くの人が採用しているのが1.ぐずぐずになるまで茹でる(エチオピア式)2.細いパスタをつかう(生活の知恵式)3.まずくても我慢する(忍耐式)

我が家は、圧力鍋をつかっています。これで茹でるとぷりぷりのアルデンテに茹で上がりますよ。お試しを。

とお昼を前に、前置きが長くなってしまいました。

Befor&Afterの続きです。
To.mo.ca Coffeeは、エチオピア在住者なら誰でも知っている、老舗のコーヒー企業。1953年にイタリア人によって創業。その後現在のエチオピア人経営者に売却されて、エチオピア国内初のコーヒーの商業焙煎を始めています。現在の主な
輸出先は、ドイツ、アイルランド、スウェーデン。エチオピアには5000種類ものコーヒーがあるが、ブラジルには12種類しかないそう。

Tomocaのコーディネーターは「コーヒーの本は、エチオピアンコーヒーのブランディング&ストーリーに重要なツール。エチオピア国内に新たに6店舗(1店は空港内)を新規オープンするので、そこでの販売が期待できる」と言ってました。

Tomocaは、すでに各店舗に置くためのディスプレー棚を、独自に注文。写真は、ディスプレー棚が来るまでの仮設置状態の様子。目立つように、カウンターにカードを立ててきました。もう一つは、チャーチル道路にある新店舗、Tomocaのディスプレー棚が来るまで、貸出中。

Sabaharは、私の友人のキャシーさんが始めた『お店』
手織り草木染のシルク、綿製品などを、生産・輸出しています。欧米からの観光客が多い彼女のお店、本の販売数は高く50冊が2か月で売り切れています。本棚を買い取ってくれて、長期的な販売に取り組んでくれています。

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みなさん

荒井さんから、日本はもう桜が咲いているとメールをもらいました。アジスは、乾季の最中ですが、先週から雨が降っています。

さて、自立に向けて着々と歩を進めている生産者メリーズ。昨日はメンバー、高野さんと一緒に「The Federal Micro and Small Enterprises Development Agency(FeMSEDA)」
に行ってきました。

突然の訪問にも関わらず、マーケッティング・ディレクターが気軽に対応してくれ、興味深い話を聴いたり、意見交換をしたりすることができました。結論から言えば、今のメリーズには、FeMSEDA大きすぎる組織ですが(サバハールやムヤもメンバー)いくつかの点がクリアできれば、メンバーになれなくもないということも分かりました。メンバーになるメリットは、メンバー会費年間240ブルで、各種イベントへの参加、FeMSEDAが持つ店へ展示販売(15%コミッション)、マーケットへのリンクが得られることなど。

ディレクターや店員さんにメリーズの商品を見てもらいましたが、品質の高さとユニークさがあると高評価でした。(ぜひ、リージョナルオフィスへ行きディレクターに会うように勧められました)。

ますます、やるき満々になったメリーズでした。

●FeMSEDAとは?
『FeMSEDAのWEBサイト(英語)』
※マーケティングや価格の付け方など、興味深いことも書かれています。

●エチオピアのハンドクラフト商品を概観できるページ
『FeMSEDAの商品(英語)』
※FeMSEDAメンバー(現在26団体)商品写真。エチオピアの革、織物、家具、ハンドクラフトなどエチオピアの主要ハンドクラフトが概観できます。商品の質は今一つというところですが、ポテンシャルを感じるものもあります。
開いてみてください。お奨めです。

写真
・店内の商品を食い入るように見るメリーズメンバー。
・メリーズの商品を店員さんに説明するリーダーのロマンさん。
・「これなら私にもできそうだわ」
・マーケッティング・ディレクターの説明を熱心に聴くメリーズ

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エチオピアでは、ほんの少しディスプレーを変えるだけで「売れるようになるじゃないか」と思わせる店舗をよく見かけます。ストレートに言えば、「おしい!」というお店がいっぱい。
中小規模の店舗を対象とした「商品の開発・改善、ディスプレーの改善」にボランティアが入れば、やることがたくさんあって面白いだろうなと思います。ニーズもあります。ドイツのGIZは、中小規模の店舗(ホテルも)への技術支援や店舗改善支援を行い、成果をあげていると聞いています。

商品(書籍)は仕入れられても、
写真のように手の届かないところに積み上げられ
そのままの状態。

これでは、配本しても意味がありません。
そこで、店員さんに棚から降ろしてもらい
ディスプレー。
レジ隣なので、店員さんが場を離れることもなく、盗難の心配もありません。
<話題のスタッフ>
Salem's とThe Africans Bookshopの店員さんと交渉するレンサとゲネット
<コーヒー豆のストラップ>
メリーズのコーヒー豆のストラップをパイロット販売しているSalem'sで、先週在庫をカウントしたら、1か月で25個も出ていました。幸先の良いスタートですね。販売店が増えたら、メリーズメンバーを連れて、商品を販売している現場を見てもらうつもりです。国際協力の業界用語(!?)でいえば、エンパワメント、エンカレッジメント、モティベーションを刺激・促進するということです。

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