CEHP Diary

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こんにちは、白鳥くるみ@CEHPコーディネータです。

「今年は、種・木の実のアクセサリーが、トレンド」と、東京のスタッフからの速報です。「コーヒー豆グッズの出番が来た!」ということでしょうか!?だったら嬉しいわ♪

さて、今週末(27日-28日)、150を超えるアーティスト&アーティザンが出店するデザイナーズバザーが開かれます。27日には、ICSバザーも開かれます。CEHP新商品テーマは、「アフリシック」と「レトロかわいい」ファッション部門で出た余り布を、何とか工夫して商品ができないかとメンバー&パートナー生産者女性グループで考え、かわいい小物ができました!※何度も試作品づくりにチャレンジしていたので、量産する時間がなく数に限りがあります。売り切れたらごめんなさい・・。もちろん注文は受け付けます!

★レトロかわいい帽子(アンバサ布、アフリカンプリント布)
★レトロかわいいドレス(エチオピアン製コットン布)※参考商品
★レトロかわいいバッグ(アフリカンプリント布)
★レトロかわいいヘッドスカーフ(アフリカンプリント布)
★アフリシックなヘアバンド(アンバサ布、アフリカンプリント布)

プリザーブドフラワーも、「エチオピアンシック」なアレンジで制作が進んでいます。乞う期待♪

CEHPが取り扱う商品には、さまざまな誕生秘話やたくさんの人たちの想いが詰まっています。
~商品物語~では、商品のその裏にある物語をお伝えしていきます。

~商品物語~ メリーズ アフリカンイヤリング その4」では、
小さなパーツへの取り組みから、品質向上についてのお話をさせていただきました。

「品質」と並んで、「商品」として世に送り出すために大切な要素、

そう、デザイン

どんなに品質が良くても、デザインが魅力的でないと人々の心を動かすことはできません。

メリーズメンバー個々人そしてチームワークでの努力の結果、パーツは随分とかたちになってきました。
では、どんなデザインにするか。
メリーズメンバー、CEHPメンバーは頭を悩ませ、そして手を動かしました。

まずは、オリジナルのサンプルを元に、色々な色を試してみました。
パーツの進展
色が変わると、随分と印象も変わりますね!

メリーズからは、こんなデザイン提案が。
メリーズデザイン
ポイントを付け、ビーズもカラフルに。配色もエチオピアカラーの赤・緑・黄。
メリーズメンバー、なかなか考えましたね!でも、商品化には、残念ながらちょっと遠い!?
私はオリーブにパプリカを詰めた食べ物を思い出してしまいました(^^)
オリーブ

出来上がったバスケット編みパーツとにらめっこをしながら、様々なアイディアが生まれました。
エチオピアらしいモチーフ、マスカル(十字架)と組み合わせたり、
ピアスのパーツをつなげるところをぷらぷらと揺れる仕様にしてみたり、
ビーズの数や種類を変えたサンプルも出来上がりました。
このサンプル作りは、CEHPメンバーみささんが活躍してくれました!
色々デザイン
分かりやすい写真がなくてちょっと微妙ですが、そのときのサンプルの一部がこちら。
大小二重につけるバスケット編みパーツを広げた状態になっています。

こうしてたくさんのサンプルを作って、色々な人たちの意見を聞いたり、ミーティングで協議する中で、
現在の「アフリカンイヤリング」のデザインが決定しました。
アフリカンピアスデザイン
バスケット編みパーツの魅力を最大限に活かすと同時に、シンプルでかつ色の楽しさを表現

このプロセスで大切だったことは、アイディア出しはもちろんですが、
イメージを口頭で説明したり、絵に描いたりするだけでなく、実際に実物を作る
ということ。

実物があることで、デザインはかわいいけれども実際に身に付けるとバランスが悪い、という用途面での発見があったり、
メンバー内でのイメージが共有でき、自然な流れで意見を集約して行くことができました。

いよいよデザインが決まった「アフリカンイヤリング」。

次回は、「アフリカンイヤリング」を魅力的に仕立てる重要な要素、「色」の秘密についてご紹介します。

昨日のブログ「~商品物語~ メリーズ アフリカンイヤリング その4「品質アップ!」の中で、
品質の向上には「密で地道なコミュニケーションの繰り返し」が大事だということ、
メリーズメンバー間で育まれた信頼関係の下、教えあったり協力しあう関係ができていて、
そのことが品質向上にもつながっている、というお話をさせていただきました。

そんな記事をアップしたまさに昨日、この話に関連した新たな学びがあったので、
みなさんと共有させていただきます。

CEHPメンバーは、ほぼ毎週火曜日にメリーズを訪れ、新しい商品についての打ち合わせや、
現行商品をより魅力的にするための話し合い、完成した商品の検品などを行っています。

昨日の活動のひとつは、メリーズのロングセラー商品「コーヒー豆ストラップ」の検品でした。
なんとメリーズ、今年度に入って、お店のノベルティーグッズとして「コーヒー豆ストラップ」900個のオーダーを受け、この数週間、せっせとストラップを作り上げているのです!
なので、CEHPメンバーの私達も、メリーズを訪れてはせっせと検品作業をしています。
豆ストラップ製作豆ストラップ製作アップ
昨日も、ストラップの検品をしていましたが、一人のメンバーのストラップのほとんどが、
商品として出すには問題があり、作り直しとしてはじき出されてしまいました。
実は彼女、これまでもなかなか品質が安定せず、検品で返されてはやり直しをする、ということを繰り返していました。

CEHPメンバーから彼女に「どこがどう駄目か」もフィードバックし、彼女もそれを分かっているのですが、なかなか改善されません。
しかも大量オーダーで作業量が増えたためか、不良率は大幅にアップしてしまっていました。

この場合の問題点というのは、複雑な技術などではなく、少し気を付ければ解決できることがほとんど。
他の上手に出来るメンバーも、何度も熱心に彼女に教えていたのですが、
そのアドバイスを聞き入れず、自己流でやってしまう彼女に疲れて果ててしまっていました。
決して彼女に悪意がある訳ではないのですが、陽気でせっかちでちょっとおどけてしまう彼女は
なかなか真剣に取り組めなかったのです。

私自身も、彼女のモチベーションを下げないようにしつつ、かつ品質をアップさせるのに、少し行き詰まりを感じていました。
彼女の作る商品の品質の如何が、メリーズの中での火種になりつつあり、CEHPの中でも少し懸念事項になっていました。

そんな状況の中での、大量の不良品の発生。
机の上の山となった不良品を見ながら、他のメンバーからはため息が漏れます。
「何度も説明しているのに…。彼女もちゃんと聞き入れてくれればできることなのに…。」
メリーズメンバーだけでなく、私も困り果ててしまいました。

とその時、CEHPコーディネーターのくるみさんからメリーズメンバーに「みんなで彼女の不良品を分析しましょう」との提案が。
このような場合、ひとつひとつに対して説明をしても、彼女の耳には残らない。
そして、感情的な説明になると、メンバー間の関係性も壊れてしまう。
分析をして「理論」で説得しましょう、との説明が私達CEHPメンバーには加えられました。

そこで、メリーズメンバー達自らの手で、彼女の不良品を主な原因ごとに仕分けてもらいました。
不良豆ストラップ仕分け
そして、不良原因が「豆の選び方」に次いでほとんどが「仕上げの仕方と糊の量」だということが浮き彫りになりました。

“飴と鞭”のように「これは駄目、やり直し!」と厳しく突き返すアプローチとも違い、
「この仕上げが上手じゃないよ。(上手に出来ている彼女の他の商品を見せて)ほら、こっちはこんな風にできるじゃない。他もこんな風にやってみようよ。」と地道にコミュニケーションを取るアプローチとも違い、
事実を数値化、客観的に問題点を明らかにし、理論で説得する方法です。

こうすることで、問題点にのみ焦点が当たられ、
上手く出来ない人、失敗を繰り返してしまう人にとって認識しやすく、何をすれば良いかが明確なります。
同時に「ここを改善することで、大量の不良品を出さなくて済む」という意識付けにもなります。
作り手さんの手元で起こっていることを、現場レベルの情報として皆で共有し、
特定のメンバーの誰かが指摘するという訳でもないので、メンバー間の軋轢も発生しません。
これは日本の製造業が業務効率の向上や作業安全性の確保、品質不具合防止など
ものづくりの現場で養ってきた「カイゼン」のアプローチでもあります。

なにか大事なことを伝えるのに、様々なアプローチがあるとは思いますが、
今回の彼女の場合は、このようなアプローチがとても有効だったようです。
少ししょんぼりとしながらも、素直な性格の彼女は「今日分かったことに気をつけて次はがんばる」と
早速「この豆はきれい。この豆は使ってはいけない。」と豆の選別を私達に確認するように始めました。
不良品を解体
不良品を解体してやり直しの準備をするメンバー。一部の材料はもう使えなくなってしまいます。

机を並べて活動をしていると、相手の性格がよく分かってきて、
ついつい感情が入ってしまったり、その場のコミュニケーションで解決を図ろうとしたりしてしまいがちですが
グループの運営、特に第三者、外部者として関わる者は、
客観的な手段で対応することも大事だ、と改めて気づかされた出来事でした。

さて、来週の彼女のコーヒーストラップ、どれぐらい改善されているのか楽しみです。

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